スクエアBB対応のクランクアームの脱着に便利なツールACORクランクツールが仕様変更になりました。
今回はそのお知らせと、ACORクランクツールを改めてご紹介したいと思います。
クランクセットはバイクのビジュアルを大きく変化させるアイテムです。
ご自身で挑戦する場合はいくつか規格がありますのでご注意ください。
大まかに分けると3タイプとなりますが、このATL-2715が対応するクランクは装着するBBが「スクエアタイプのクランク」または「シマノオクタリンクのクランク」です。これらはBBがフレーム(BBシェル)の内側にネジで挿入されるタイプがほとんどです。(注1)
スクエア・オクタリンクともに、シマノ・ホローテックⅡの登場以降、ロードバイクにおいて中級以上では『一部を除き』採用されなくなったタイプです。ただし、スクエアタイプは多くのクロスバイクやクラシックなクロモリロード・パーツにはまだまだ採用されている規格です。クランクボルトという金属のボルトで固定されて、ボルトを外すとクランクの四角い穴にBBが食い込んでいるのが見えるはずです。オクタリンクはかなり数が少なくなっています(注1)
弊社の完成車Calamitaやtradizioneのクランクセットもスクエア(四角)タイプのBB対応となっています。カスタムの際に必要になる自転車用工具ですが、ここにもACORのアイデアが活かされた便利でコストパフォーマンスに優れている工具です。(注2)
今回の変更では一部、黒色であった部分がシルバーになりましたが、その他に変更はありません。
スクエア⇔オクタリンクに対応する部品も変わらず付属します。
装着後、不意に抜けることが無いようストッパーも付いています。
出荷の際は装着された状態ですので、ご購入の際には必ずご確認ください。
使い方、
1.まずは六角レンチ側にハンドル(六角穴)を掛けてクランクボルトを取り外します。※スクエアタイプの場合はオクタリンク用の部品は取り外してください。
2.クランクボルトの穴の内側にはネジの溝がありますので、ACORの記入がある側のネジ部分をクランクボルトの穴に入れていきます。先端の黒い部分は本体から少し出るくらいにして、手で止まるまで(強め)ネジ部分を入れます。
3.外側の六角レンチ側を時計方向に回して締め込みます。
最初は手で、かたくなったら六角レンチ側にハンドルを掛けて回していきます。
★ここでご注意ください!
クランクにネジを入れた部分ではなく、六角レンチの側を回します。
★仕組みとしては先端の黒い部分がBBの軸を推してクランク本体が押し出されるようになっています。
4.クランクが徐々に外側に出てきます。やがてクランクがBBが外れますが、クランクから工具が外れないときはネジ部分にハンドルを掛けて反時計方向に回すと外れます。
5.装着の際はクランクボルトを締めこむだけ(六角レンチ側)です。
シマノPROのクランクツールは¥2,800(税別)ACORのクランクツールは¥2,500(税別)とコストパフォーマンスにも優れています。
コチラでご購入できます↓
ACOR<エイカー>クランクツール ATL-2715 ¥2,300(税別)
注1、注2)
CalamitaシリーズのCXもクランクの脱着には、このツールでオクタリンク用アダプターを装着して使用可能です。(BBはホローテックⅡ用工具を使用します)